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「長期記憶」を生かす勉強法、3つのコツ

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 🔷「長期記憶」を生かす勉強法、3つのコツ

本日は「一度覚えたら忘れない」勉強法のコツをお伝えします。

 試験に挑む中で、どうやって試験本番まで知識を残すか、という問題にぶつかる方は本当に多いと思います。その場で「わかった!」と思っても、数日後には忘れてしまっている。試験当日には何も思い出せない、というのでは、せっかくの努力も水の泡になってしまいます。

 ですから、短期記憶をどうやって長期記憶に置き換えていくかというのは、合格のための大きな鍵なんですね。「短期記憶を長期記憶に変えるには、3つの要素がとても大切なんです」という話を聞いたことがあります。

 🔷コツ①繰り返す

まず一つ目。これはもうシンプルなんですが、「繰り返す」です。とにかく繰り返すこと。記憶って、1回や2回見ただけでは定着しないんですよね。私もそうです。何度も何度も繰り返すことで、ようやく頭に残っていく。そこで活躍するのが「大量記憶表」です。大量記憶表とは、「今日覚えたことを明日思い出す、明日また思い出して、明後日も思い出す」というサイクルを可視化し、繰り返し復習するための表です。詳しく知りたい方は、拙著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』をご確認ください(下図参照)。

【一度覚えたら絶対忘れない】「長期記憶」を作る勉強法、3つのコツ出典:『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』

 この表を使って毎日どの範囲を学習するかを可視化して、短期記憶が自然と長期記憶に移行するように仕組みを作っています。ただし、繰り返すだけではやっぱり弱い部分もあります。というのも、意味のない数字や用語を、ただ何度も見るだけでは、すぐにまた忘れてしまうからです。

 🔷コツ② 記憶に意味を持たせる

そこで必要になってくるのが、2つ目のポイント、「記憶に意味を持たせる」という工夫です。これは、いわゆる語呂合わせなんかが代表的ですね。「鳴くよウグイス平安京」みたいなものです。でも語呂合わせって、正直かなり強引だったりして、笑えても、あんまり記憶に残らないものも多いんですよ。

 そこで取り入れているのが「覚える歌」です。メロディーに乗せて覚えてしまおうという方法で、これが実はかなり効果的なんです。歌詞自体に意味を持たせてありますから、単に音として覚えるだけじゃなくて、頭の中で自然とイメージが浮かぶようになっています。視覚と聴覚の両方を使って記憶を定着させる効果があるんです。受験勉強って本来は地味な作業ですが、こういう工夫を加えることで、楽しく続けられるようにもなると思います。

 🔷コツ③ エピソードと結びつける

そして、3つ目が「エピソードと結びつける」ということです。これは、ちょっとした体験や出来事を記憶のフックに使う方法なんですね。例えば、塾などで先生が変なジョークを言って、みんなが笑った場面があったとしましょう。実はその笑いの記憶と一緒に、そのときの講義内容が頭に残っていたりするんですよね。

 たとえば、これは不動産営業の話になりますが、「両手仲介と片手仲介」の話をただ説明しても印象に残りにくいんですが、「現場では片手はあまり評価されない」「営業マンはとにかく両手を取ってこいと言われる」なんていう現実の裏話を添えることで、皆さんの中にストンと入ってくるわけです。

 このように、「繰り返す」「意味を持たせる」「エピソードでつなぐ」という3つのポイントを意識して学習を続けていくと、短期記憶は驚くほど長持ちするようになります。これは、学習が得意な人だけの特権ではありません。むしろ勉強が苦手だと思っている人ほど、この3つを強く意識してやるべきなんです。よく「私は頭が悪いから覚えられないんです」なんて言う方がいますけど、それは違います。ただ「繰り返しの量が足りていない」だけです。人より多く、長く繰り返すことができれば、誰だって記憶は定着しますし、試験にも十分通用します。

 多くの試験は特に、「知っているか」「覚えているか」がそのまま点数に直結する試験です。ひらめきや発想力よりも、いかに忘れないかが問われる。だからこそ、この記憶の定着方法を知っておくことが、合格の大きな武器になります。

 大事なのは、最初から自分には無理だと決めつけないことです。人と比べて記憶力が劣っていると感じても、それは努力の方向と量で必ずカバーできます。今日の話が、勉強に自信が持てなかった方にとって、少しでも希望になることを願っています。さあ、今からでも遅くありません。短期記憶を、しっかり長期記憶に変えていきましょう。それが、合格への一番の近道です。

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