「国語が強い子が最強」という話
とある教材会社さん主催の講演会でのお話です。思わず「ほんとそれ」と声が出そうになりました。
中学受験も高校受験も大学受験も国語強者が真の強者です。
読解法を学ばずに「だってそう書いてあるじゃん」で解ける人。
国語に時間を割かずに済むから、他の教科に注力できる。
国語力=論理的思考力。
これがある人は、算数なども訓練でしっかり伸びる。
国語の成績は、語彙力と背景知識(=教養)、論理的思考力が土台になります。
語彙がなければ、文章は読めないし、背景知識がなければ文脈もつかめない。
疑問を解決する力がないと論理的思考は育たない。
この語彙と教養と論理的思考こそが、家庭の会話や読書習慣から育つものです。
教養といっても、難しいことではありません。
普段から会話をたくさんする
本やニュースを一緒に読む
会話の中で「これってどう思う?」と問いかける
子どもの疑問に、少し深く掘り下げて答えてみる
こうした小さな積み重ねが、子どもの国語力=思考力のベースになります。

知り合いの塾講師がよく言ってました。
国語ができる子の親は、大体賢いと。
(傾向があるということですからね)
国語力って、親の教養が問われる科目でもあるんです。
親が日常的に言葉を大事にし、考えることを楽しんでいれば、子どもは「何もしていないのに国語ができる子」になります。
国語力の土台を作るのには長い年月がかかりますが
どうしてできるの?と聞かれても、親にとっては「当たり前」のことであったりも。
でもその当たり前の中に、豊かな言葉と考える力があるんです。
テクニックも必要になってくるケースがありますが、そもそも国語が出来る子には必要なかったりします。
家庭の会話や日常の体験こそが、子どもの「国語力」を育てていく。
難しい話ではないんですよね。
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