高学歴な人は「意味がない」とは言わない。

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城南コベッツ勝田教室

高学歴な人は「意味がない」とは言わない、ということが本に書

いてありました。

本題に入る前に、高学歴な人のよい点に「苦手を克服する力」を

持っているという点があります。勘違いされがちですが、高学歴

な人もなにも最初から勉強ができた人ばかりではありません。

 名門大学の学生だって、むしろ勉強は嫌いだけど頑張ったとい

う人がほとんどです。そういった人は苦手なことやできないこと

にどのように向き合って取り組んでいくのかという、「人生にお

いて最も役に立つ能力」を持っています。

 大人になって仕事をしていれば、やりたくないことや苦手なこ

とにぶつかる瞬間は必ずあるわけですが、高学歴の人はこういっ

た経験を活かしてなんとか自力で乗り越えます。

 もちろん、低学歴の人も勉強以外のことで苦手を克服した経験

があればいいですが、そうでないのならやはり苦労する傾向はあ

るかなと私は思います。

 また、苦手を克服すると大きな自信もつきますからまさに一石二鳥なのです。

 何か課題を見つけ、解決策を考え出す。勝田中等教育学校もこ

のような人を育てたいと、どこかに書いてありました。それに関

連して、私はこれが一番の差だと感じているものがあります。そ

れは「意味を見出す力」を持てるか、持てないかです。

 低学歴の人からよく聞くセリフが「算数とか数学とかやっても

意味ない」「古文とかやっても無駄」「模擬テストなんか良い点取

れないから意味ない」という言葉です。極めて短絡的だと感じま

す。

 受験勉強をはじめとする学問は、頭のいい人たちが少しずつ積

み上げてきたものです。意味がないわけないですし、その意味は

自分で考えるものでもあります。

 少なくとも高学歴の人は、こういった場面で「意味がない」と

いう言葉を使いません。それは自分で意味を見出す力があるから

です。

「自分なりに意味を考えるとこう」という視点があるからこそ、

視野は広がりますし、知識は深まっていきます。

「数学はなぜ必要なのか」「古文を学ぶとどんないいことがある

のか」「模擬テストをどう生かすか」と、自分なりに意味を考え

ることができるというのは非常に大きいことだと言えるでしょ

う。

 世の中のほとんどのことには意味がありますが、その意味は受

験勉強と同じで、表に出ていないことがほとんどです。それらに

対して、自分なりに価値を見出すことができるのは何にも代え難

い力です。

 加えて、「意味がない」という言葉を使う人は、意味を教えた

ところでどうせやりませんから、どんどん左は開いていくなと感

じます。

 受験勉強はそのものにかなり大きな意味があります。もしかす

ると学歴以上に受験勉強に取り組んだ経験のほうが人生には大き

な影響を与えるかもしれません。

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